反対咬合
こんにちは
今回は前歯一本だけ反対咬合の症例についてです。
上の写真に示すように上顎の前歯がねじれて一本だけ反対になっています(黄色矢印)。こういった場合どのような不具合が生じるかというと、見た目だけではなく成長発育にも影響がでてきます。例えば、上顎の発育が阻害されたり、下顎の前歯の歯茎が下がってきたりします(黒点線)。←今回は治療開始が早かったため軽症です(良かったですね~)。なので一本だからといって放置しておくわけにはいきません!
というわけで、今回は2つの装置を使って治療を行いました。
まず反対咬合を治すために頻繁に使用される「リンガルアーチ」という装置を使用しました。ちなみに上記に載せてある写真は違う患者さんのお口の中ですので悪しからず。。。
青矢印で示した細い針金のようなものがバネになっていて歯を外側に押し出す効果があります。
そして反対だった前歯をいったん前に押し出した後、ねじれを治すために赤矢印で示した「マルチブラケット装置」といわれる装置を使用しました。
治療開始から約4ヶ月で反対咬合とねじれが改善されました!
わずかではありますが歯茎のラインがお隣さんとそろってきましたね。
つぎは上顎の前から二番目の歯がねじれて生えてきたのでそこの治療を行いたいと思います。
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